ご自宅の目隠しにウッドフェンスを設置したいと思う方は多いと思います。
フェンスといっても「木製」「樹脂製」「アルミ製」などがあり、どれが良いのか迷うと思いますが、DIYで人気のフェンスと言えば『木製フェンス』です。
しかし、いざ作るとなると予算が気になります。
職人さんに頼むとそれなりに費用が掛かりそうだし、少しでも費用を抑えて予算内で作りたいんだけどな〜。
こんなふうに思っている方におすすめの木材と言えば「野地板」です!
ご存知かもしれませんが、野地板は屋根の下地に使われる板でして、これが超絶安いのです。
という訳で、こちらの記事では「杉板(野地板)を使った目隠しフェンスの作り方」をご紹介します。
目隠しフェンスを野地板で作るメリット
目隠しフェンスのDIYで野地板を使うメリットは、何と言っても「価格の安さ」です。
1820㎜の長さで「100円程度/本」と超激安。
バラ売りしているホームセンターもありますが、殆どが10本くらいで束売りされています。
他の木材と比べてもかなりお得感があるので、興味がある方はホームセンターへ足を運んでみてくださいね。
とはいえ、野地板は表面がザラザラしているのでそのままでは使えません。
★野地板について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
それでは実際に野地板を使ってウッドフェンスを作ってみましょう!
野地板で目隠しフェンスをDIY
先ほども書いたとおり、野地板はザラザラしているのでそのままでは使えません。
面倒ですが、表面をヤスリがけしてから使います。
野地板のヤスリがけに最適なポリネットシート
普段は木工用の布ヤスリを使っているんですが、今回はじめて「ポリネットシート」という網状の物を使ってみました。
こちらのシートの凄いところは3つ。
- 普通のヤスリは片面しか使えませんが、こちらは両面使えます。
- 耐久性が良くて長持ちします。
- 野地板の頑固なバリをガリガリ削ってくれてる感が凄いです。
でも使う時にココだけ要注意!
角を丸くしようとして削ったりすると直ぐに破れてしまうそうです。
あくまで「面を削る」ために使うようにしましょう!
ポリネットシートで野地板を削ってみよう!
それでは実際にポリネットシートの80番を使い、野地板の表面をきれいにしていきましょう。
電動サンダーにポリネットシートをセットして電源ON!(ヴィ〜〜〜ン)
みるみる綺麗になっていきます。
ザラザラだった表面がいい感じにツルツルになっていくではありませんか!
画像では分かりにくいので、粉塵の量をご覧ください。
とにかく凄い量です!
ヤスリがけのあとは木材にたくさん木くずが付着しています。
塗装する前にある程度、きれいに拭き取っておきましょう。
塗装してウッドフェンスの耐久性をアップ!
野地板のヤスリがけが終わったら、フェンスが長持ちするように塗装しておきます。
僕はフェンスを設置した時の裏面と側面を先に塗装し、表になる面は板貼りしてから最後に塗装しました。
使った塗料はこちらの「キシラデコール」のウォルナット。
浸透タイプの塗料なので木目が消えず、木の質感が保てます。
塗装は時間を開けて2〜3回塗り、十分乾燥させてから支柱に貼っていきます。
横板を支柱に貼っていく!
横板を貼るときは、端材(板)を用意しておきます。
端材の厚みはお好みでOKです。
上の画像では野地板の端材(厚み10㎜程度)を使っています。
横板と横板の間に端材を挟んでクランプで固定し、等間隔に板を貼っていきます。
ビス留めをきれいにする方法
- ドリルで穴を開ける
- 皿取り用のビットで面取りする
- ビスを打つ
皿取り用のビットを使う事で、ビスを打ち込む時の木割れを防ぎ、ビス自体の収まりも良くなるのでお勧めです。
全て板を貼った後、最後に表の面を塗装すればウッドフェンスの完成です。
それでは気になる「ウッドフェンス の基礎〜支柱の設置まで」工程を引き続きご覧ください。
ウッドフェンス作りで大事な2つのポイント【基礎から支柱の設置まで】
強風に耐えられる土台づくり
木製フェンスの基礎づくりは、強風に耐える意味でも重要な工程です。
フェンスの板にかかる風圧は想像以上に大きいので、思わむ倒壊に見舞われないようにしっかりと施行することが重要です。
我が家の場合は、家屋が密集している地域なので風の影響をそれほど受けません。
台風など強風で倒壊が心配と言う方は、基礎ブロックを大きめのサイズに変えて施行するようにしてくださいね。
★フェンス土台の施工方法はこちらの記事をどうぞ。
腐食を防ぐ支柱の設置方法
DIYで頑張って木製フェンスを作ったのに、すぐに柱が腐って撤去・・・
なんて事だけは是が非でも避けたいですよね。
そこで支柱を長持ちさせる方法として
- 支柱金具
を使う
- アルミの支柱を使う
- 単管パイプを支柱に使う
などがあります。
この他にも、角材をフェンスブロックに直接立てる方法もあるのでこちらの記事も参考にしてください。
野地板で作った目隠しフェンス【DIYまとめ】
ここまで、ウッドフェンスの作り方についてまとめてきました。
出来るだけ費用を抑えて作りたい方には「野地板」という選択肢もありかと思います。
ただし、ホームセンターで購入するときは出来るだけ「赤身」のものがたくさん混ざっているものを選ぶようにしましょう。
赤身の材はそうではない物に比べて腐りにくいです。
塗装すると更に長持ちするので購入する時はよく確認してから買うようにしてくださいね。
それでは今日はここまで。
お庭にウッドフェンスを作りたいなという方はぜひ参考にしていただけると嬉しいです。