床材を張る時に知っておいた方が良い事ってあるのかな?
今回は、ウッドデッキ作りの最終仕上げの床張りについて解説していきます。
デッキ部分は一番よく目につく場所であり、雨があたって木部が傷みやすい場所です。
人目につくところは特にきれいに仕上げたいですし、出来ればきれいな状態を保ちたいですよね。
そこで、今回の記事では『見た目が美しくそして長持ちさせる為の張り方のコツ』についてご紹介します。
- 床材をきれいに張りたい!
- 木部が腐らず長持ちする張り方を知りたい!
そんな方はぜひ最後までご覧ください。
ウッドデッキの床材を張る時のポイント
まず初めに、床材を上手に張るポイントをまとめてご紹介しておきます。
〈床材を張るとき〉
- 床材を仮置きして仕上がりをイメージする。
- 床材は窓際側から張るようにする。
- 床材を張るときは「木裏」を上にして張る。
- 床材を等間隔に張るために「スペーサー」を使う。
- 水平に床材が張れているか目印またはメジャーで確認する。
〈ビス留めするとき〉
- 床材が横に曲がっている場合は、手で反りを戻してビス留めする。
- 手で反りを戻せない場合は、バールやクランプを利用して反りを戻す。
- ビス留めする時は、まっすぐ張った水糸にそって下穴・皿取りをする。
- 一番目立つ床材のビス留めには「デッキ専用ビス」を使う。
ウッドデッキの床材は、木裏を上にして張る!
木材には「木表」と「木裏」があり、上の画像のように芯に近い方が木裏、外側が木表になります。
一般的に「体に触れる面=木表を使う」と言われていますが、屋外で使用するウッドデッキでは木裏を上にして張るのが一般的です。
その理由は、水はけを良くするためです。
木材は『木表側に反る』という特徴があります。
- 木表を上にして張ると凹
- 木裏を上にして張ると凸
このようになります。
雨が直接あたるウッドデッキの場合、雨水が床材に溜まらないようにすることが大切です。
木裏を上にして張ることで水はけが良くなり、木部の腐食を抑えてくれます。
床材を等間隔に張るためにスペーサーを使う!
床材を張る時は『スペーサー』を使って等間隔に設置していきます。
隙間が不揃いより均一の方が見た目もきれいです。
床材の隙間は、施行する方によって5㎜や8㎜など様々です。
僕は少しでも湿気が溜まらないように、10㎜の端材をスペーサーにして等間隔に張っていきました。
小さなお子さんがいるご家庭では、隙間を広く開けすぎると指を挟んだりと危険ですので気を付けてください。
- 床材は室側から張っていく。
- 床材を張る時はスペーサーで等間隔になる。
- 適宜、隅からメジャーで距離をはかりズレがないか確認する。
床材が反ったり曲がっている時の対処
床板が上に反っていたり、横に曲がっていたりする場合があります。
上に反っている時は、押さえつけてビス留めすればOKです。
横に反っている時は、以下の方法で反りが戻せるので試してみてください。
- 手で反りを戻しながらビス留めする。
- 手で戻せない時は上の画像のようにクランプで戻してからビス留めする。
『バールとクランプを使った反りの戻し方』はこちらのブログが参考になりますよ。
床材をデッキ専用ビスでかっこよく固定!
ウッドデッキを作る時に『デッキ専用ビス』を使うと仕上がりが格好良くなります。
デッキ専用ビスは丈夫なのでハードウッドに最適です。
硬い木材でも「スクエアビット」が付属されているので、トルクをかけやすく打ち込みもスムーズです。
スクエアビットはインパクトドライバーに装着して使います。
我が家のウッドデッキは杉材という事もあって、土台はステンレス製のコーススレッド、床材のみ見た目を重視して『デッキ専用ビス』を使いました。