木口の真ん中に下穴を開けたいけど、節があってドリルの先が横にズレてしまうんだよね。
どうすれば節があってもズレないように下穴を開けられるのかな?
こんな経験はありませんか?
下穴を開けたい場所に節があると、ドリルの先が横に動いて下穴の位置がズレてしまう…
これ、地味にショックですよね。
そんな方にこちらの記事では「木口の中心に節があっても上手に下穴を開ける方法」をご紹介しています。
ハンガーボルトを使って木と木をつなぎ合わせる時にも活かせる方法なのでぜひ参考にしてみてください!
【失敗例】木口の中心に下穴を開けてズレたパターン
まずは失敗例からどうぞ!
上の画像を見て頂くと、木口の中心に節がきているのが分かると思います。
下穴を開けたものの墨付けした所から随分横へズレてしまっていますよね。
このように節があると、真ん中に下穴を開けようとしても錐の先端が節の横へ横へと追いやられてしまうんです。
作業が順調に進んでいるなら尚更のこと、避けれるものならこのようなミスは避けたいですよね!
じゃあどうすればいいの?
節があるとズレるなら無理じゃん!
そこで、こんな風にすればそこそこ上手くできたよ〜という方法をご紹介します!
もちろん色んな方法があると思いますので、1つのやり方として参考にして頂けると嬉しいです。
木口に節があっても狙った位置に下穴を開ける方法
手順をざっくり書くとこんな感じです!
下穴を開けたい角材の中心高を測る
まずは下穴を開けたい角材を用意し、木口の端から中心までの高さを測ります。
角材の中心は、対角線が交わるところ。
ここでは高さ14㎜ですね。
正方形の角材なら「止型スコヤ」を使うと線が引きやすくて便利ですよ。
止型スコヤについてはこちらのスコヤの種類と使い方にも書いているのでよかったら参考にしてくださいね。
治具じぐ(補助具)の製作
続いて、適当な端材を使って補助具(治具)を作っていきます。
補助具といっても、正確な位置に真っ直ぐな穴を開けるだけ!
準備した端材の2面に墨付け
まずは上の画像のように端から14㎜の位置に印を付けます。
続いて対面にも同じように、端から14㎜の位置に印を付けます。
点と点がズレないように、コの字に線を引いて正確な位置に印を付けるのがポイントです!
印を付けたら電動ドライバーの錐の先がズレないように、あらかじめ両面に千枚通しで凹みを作っておきます。
両面からドリルで穴を開けて貫通
やったことある人なら分かると思いますが、片面から真っ直ぐの穴を開けるのは難しいですよね!
でもね、両サイドから穴を開けると実は簡単に真っ直ぐな穴って開けられるんですよ。
錐で穴を開ける時は、初めから太い錐は使わず、細い錐で真ん中くらいまで穴を開けてクルッとひっくり返して反対の面からも穴を開けるようにします。
そうすると貫通するので、後は錐を少しずつ太い物に変えながら穴を広げていきます。
画像を見ても分かると思いますが、印を付けたところに錐が貫通していますよね!
治具をクランプで固定して下穴を開ける
ここからは、木口の中心に先ほど開けた穴を合わせて、材が動かないようにクランプでしっかりと固定します。
この位置合わせは簡単そうで難しいので慎重に!
位置さえ決まればドリルを差し込んで穴を開けるだけ!
これで節をもろともせず、下穴を開けることができるんです。
木口の中心に節があってもズレない下穴の開け方【まとめ】
少し穴が右に寄ってしまいましたね(苦笑)
最後の位置合わせで1㎜ずれてしまったようですが、はじめの画像と比べると随分よくなりました。
位置合わせにはもう少し工夫が必要ですね!
とはいえ、いつも苦戦していた「節」には勝利しました。
すると、下穴を開けたい場所に節があっても錐の先が横へ動かず狙った位置に下穴を開けることが出来ました!
少しずれちゃったので説得力ないかもですが、位置合わせさえ何とかなればDIYで使える方法だと思いますのでよければ試してみてくださいね。